ようやく朝夕になると、涼しい風が吹くようになってきました。
そんなこの時期、体調を崩す方が多いようです。
なぜ季節の変わり目には体調を崩しやすいのでしょうか?
人間には、外の環境がどれだけ変わっても、
体内の環境を一定に保つ仕組みがあるそうです。
冬でも夏でも、人間の体は一定の体温(36度前後)に保たれているそうです。
これは考えてみるとちょっとすごいですね。
ではどうやって体温は一定に保たれているのでしょうか、、、。
例えば、「寒い」と感じたとき、
まず皮膚からの「寒い」という感覚が、脳に送られます。
次に、脳から、ホルモンや自律神経を介し、
全身の器官に体温を保つ指令が出される。
すると、皮膚では血管が収縮して熱を逃がさないようになり、
体内に蓄えられた糖質や脂肪を燃やして熱を作ります。
こうして体温が上昇し、
寒くなくなったらその温度が一定に保たれるよう、
再び指令が出される。
体温1つとっても、かなり複雑な仕組みが働いているわけですね。
これらの仕組みは、心臓がずっと動き続けるのと同じように、人間の無意識下で起こるそうです。
季節の変わり目で風邪を引きやすいのは、外の環境が大きく変化する時期であるため、
自律神経の中枢である視床下部が対応しきれなくなり、
自律神経やホルモンなどにすべて影響を及ぼして、
抵抗力や免疫力が弱まって風邪を引いてしまう・・・
それはちょうど、環境変化の時期に、様々な問題が発生するのに似ています。
またそれ以外でも、体調を崩す要因となるのが、
夏にたまった疲れ。
食欲不振、強い紫外線による影響など、夏にかかった様々なストレスが、
ちょうどこの時期にどっと出てきます。
夏の疲れは、「なんとなく体がだるい」という以外でも、肌荒れや抜け毛など・・・
分かりやすい現象として現れるそうです。
では、季節の変わり目で体調を崩さないためにはどうすれば良いのでしょうか?
自律神経の働きを意識的にサポートしてあげるのが大切です。
少し寒いと思ったときにすぐに体を温められるよう、上着を鞄にしまっておくなど。
体へのちょっとした気遣いが大事っです。
咳がひどい、眠れない、吐き気がある、といった場合は早めに医師の診断を受けましょう。
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